介護職の現場でも利用者と職員間でのトラブルがつきものです。また、仕事内容も辛いものが多く肉体的にも精神的にも苦労が絶えません。そのような介護職で仕事できる人がどのような考え方をして日々過ごしているのでしょうか。まず、一つ目は、流れを把握していることです。介護の仕事では、朝ごはんの後に患者を移動させてレクレーションをするなどの流れが決まっています。このような大きな流れを円滑にこなすために時間の区切りをしっかりと仕事ができる人はつけています。例えば、食事が利用者の前に並ぶ時間が9時30分だとすると、9時50分までにどの程度の人が食事を終了しているか、食べるのが遅い利用者に対しては、補助の上手い人を配置する等の気配りをして、仕事が遅滞しないように気を付けています。また、二つ目としては、職員間の人間関係の改善をしています。例えば、主任と副主任が仲があまりよくない場合、これらの二人が同じ業務を担当することはあまりありません。そのような時に仕事ができる人は、両者が苦手な業務を双方のタイミングを見て円滑に補助をします。そうすると、主任及び副主任から必要とされるようになります。そのような関係を築いてからそれとなく、主任に対しては副主任の良いところを、副主任に対しては主任の良いところを話してみるなど、遠回しに両者の関係を改善するように努力をします。職場全体を明るい雰囲気にできるのも、仕事ができるのも人の特徴と言えるでしょう。